三信鉄道(飯田線最深部)探索の旅
飯田線 豊川駅に到着する119系電車
3月22日(祝)豊川駅6:14分(501M)が豊川駅に滑り込んできた。車両は左の119系(2両編成)で早朝にも係わらずそこそこの乗車率があった。
今日の予定は、三信鉄道区間内の探索をして行く旅となります。

スケジュールは、豊川→小和田→中部天竜(徒歩)→佐久間→天竜峡→湯谷温泉(ゆ〜ゆ〜ありいな入浴)→豊川帰着

参加者はちょうど5人、となれば切符は青春18切符の旅となる。
但し今回のメンバーは5人中2人が非鉄、この旅がトラウマにならないように無茶は出来ない旅となった。

列車は定刻どおり出発
途中までは、2両目の座席に座って今回の旅の趣旨を説明しながら車中を楽しむが、豊橋から数えて最初のトンネルの直前に席を移動、運転席かぶりつきで車窓を楽しむことになる。列車は次第に山の中に分け入っていく。
今回は、非鉄が2人いるのでかぶりつきは自重しようとしたが、飯田線の風景に5人とも魅了され、この後ほとんど立ちっ放しで旅を楽しむことになった。
列車は浦川駅に到着したが、そのとき車内放送が入る。「ただいま先行列車が鹿と衝突、現在車両と線路の点検をしております。復旧までしばらくお待ちください。」シカ〜〜!!私は事故での抑止経験は今回が初めてだった。
結局30分の遅れで浦川を出発したが、次の降車駅小和田では、20分で折り返しの列車がくる。場合によっては予定の変更をしないと大変なことになる。その後情報の収集とダイヤの検討に力を注ぐも結論は出なかったので、ともかく予定通り行けるところまで行こうと決意、対向列車に注意を払う。
飯田線 鉄路
飯田線 大嵐駅
水窪まで来ると快速列車とすれ違う、この次の列車が折り返しの列車、次の大嵐も確か行き違いが出来る駅、ここで対向列車が来たら折り返さないといけない。列車は大嵐へ、ここでアナウンスが入る。「対向列車行き違いのため5分ほど停車します。」降車を急ぐ、5分間で大嵐を散策、本当におおあらしのような大嵐散策を終えホームに帰ってきました。
ここでは、私達の旅程を知った車掌さんが「申し訳ありませんでした」と一言。
これを聞いて本当に私の心は癒されていきました。鹿に対して大きな恨みさえ持っていましたが、この一言で鹿への恨みは消えて行きました。鹿よ成仏してくれ。
そういえばここに来るまで、鹿の標識が沢山ありました。事故も頻発しているようです。(外部サイトに飛びます)

やがて折り返しの列車がトンネルから顔を出した
次は同じく119系で中部天竜へ向かう。
ダイヤ遅れにより、浦川から大嵐までは少しか楽しめなかったが、ここからは、再び余裕が出来車窓を楽しむことに。ダイヤを確認するとほぼ正常に戻っていた。さすが飯田線最深部、この辺のダイヤは都市部とは違い余裕がある。先ほどの列車でも接続の調整をしていたようだが、多少の遅れなんてダイヤ的には関係ないのである。浦川の30分間も、駅を出て飲み物を調達したり写真を撮ったりしていました。右の写真は今回4回も渡った渡らずの鉄橋。佐久間ダム建設時、飯田線中部天竜---大嵐間は線路を付け替えることになりました。ここは、トンネルで通るはずでしたが、パイロットトンネル貫通後台風が襲来、トンネルの一部が崩れてしまいました。復旧を試みようとしましたが、調べて見ると復旧は困難と判断され、結局この山を迂回するための橋が出来ました。
それがこの「第六水窪川橋梁」である。
列車はこの橋梁を渡り中部天竜へ向かう。
飯田線 渡らずの鉄橋第六水窪橋梁
続く travel Home