三河槙原と湯谷園地
湯谷園地を行くJR東海飯田線119系 2009年9月6日本日は車で湯谷園地へ向かう。自宅より1時間で現地到着。10:00前に着いて川原より下りの佐久間レールパーク号を狙うつもりだったが、途中で忘れ物を取りに帰って大幅に時間超過、下りの「伊那路」から撮り始める。
今日は野外礼拝、(実はバーベキュー)個人で来たわけではないので自重しながら活動開始。
全体の写真や、個々の写真を撮りながらもしっかりと電車の写真も撮る律儀な私でした。
食事も済み一段落した所で活動開始、湯谷園地から三河槙原に向かう。
この場所は過去何度も訪れているが、目的はいつも撮り鉄、本格的な探索は初めてとなる。湯谷園地東端の加周橋を渡るために西側の有料駐車場(¥1,000)に戻り151号線に出て加周橋へ、ここにはは川原から直接この橋に通ずる道があるが、ゲートが閉鎖されていて通れない。踏切を渡り山側の登り坂を上るが、途中熊注意の看板に出くわす。ちょっと引いてしまったが、思い直し先へ進む。登り坂の頂上にはトンネルがある。
三河槙原周辺の断層下のトンネル 左の写真は三河槙原側から見たトンネル。見てわかるように、コンクリートで固めてある。すぐ近くには鉄板に手書きで断層の説明があったが、大変な危険箇所のようだ。
ここから坂を降りていくと三河槙原駅がある。
以前来たときより綺麗になっている。
暫く散策した後、来た道を引き返し、先ほどの踏み切りより湯谷温泉方向に向かうと再び踏み切りがあったが、ここから宇連川に流れ込む支流を飯田線が鉄橋で渡る場所になっていてここからの撮り鉄はいい写真が撮れそうだ。でもあと1時間は列車が通らない、泣く泣く鉄橋の写真だけ撮る。
先に進むと妙なものが目に入った。緊急停止用の信号機のようでよく見ると落石と表示されている。周りを見回すと落石のセンサーらしきものも見つかった。
飯田線の本領発揮といった所だ。飯田線では過去に落石事故というものがあったらしいが、それを防ぐだめに見張り小屋を配置して監視していたとのことだが、ここら辺にも見張り小屋があったのだろうか?非常に興味をそそられるものである。
この周辺は飯田線Dangerous_Zoneの入り口に過ぎないがもうすでに危険な雰囲気を醸し出している。歴史のページでも少し紹介しているが、工事が難工した区間はこの先の三信鉄道の区間であり、今立っているこの区間はまだ序の口、でも危険がいっぱい。当時いくら電気が欲しかったといえ、南北縦断鉄道が欲しかったといえ、よくもこんなとこに鉄道を引いたものだと感心してしまう。
現在この鉄道は、秘境駅と呼ばれる駅を数多く有し、車では行けない駅もある。そんなことを考えると先人たちの苦労に感謝すると共に、生活の足としての飯田線が永く存続することを願うものである。
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